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» 2017年10月17日 07時11分 公開

偽札のレベル低ければ無罪? 「1万円札コピーしただけ」男の裁判の判決は (1/5)

作成した偽札がどれほどつたないものだったかが争われた裁判が9月、大阪地裁であった。その判決は――。

[産経新聞]
産経新聞

 作成した偽札がどれほどつたないものだったか−が争われた裁判が9月、大阪地裁であった。自宅のプリンターで1万円札をコピーして偽札1枚を作ったとして、通貨偽造罪に問われた大阪市の介護士の男(39)に対する裁判員裁判。弁護側は被告が作った偽札が「透かしもなく、サイズも本物より小さいなど、『偽造』のレベルに達していない」として、同罪の成立を否定し、無罪を主張した。普通なら偽札は見破られないように精巧に作ろうとするもの。ではなぜ、男は下手な偽札を作ったのだろうか。被告は不満を抱いていた知人に偽札を使わせ、逮捕させることが一番の目的だったのだ。

画像 自宅のプリンターで1万円札をコピーして偽札を作った男。不満を抱いていた知人に使わせて逮捕させることが目的だaったため、精巧なものではなく、偽造のレベルに達していないものだった。弁護側は「流通する可能性は低い」として無罪を主張したが……

あっさり見破られ

 被告は1月末〜2月上旬ごろまでの間、大阪市内の自宅で、プリンターで本物の1万円札を両面コピーして偽札1枚を作ったとして、4月に起訴された。この偽札は被告が自分で使うためのものではなく、精神障害のある知人を陥れる道具にするためだった。

 検察側の冒頭陳述によると、被告は4月9日未明、大阪市内の公園で知人男性と待ち合わせ、作った偽札を地面にあらかじめ落としておき、知人が拾うよう仕向けた。

 被告の思惑通り知人は偽札を拾い、量販店でチューハイ2本を買おうとして店員に見破られ、警察に通報、逮捕された。

 なぜ被告は知人を陥れようとしたのか。被告人質問で被告は理由をこう説明した。

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