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» 2017年10月24日 08時08分 公開

深部の地震、「岩石の溶融」が引き金に 愛媛大など「SPringー8」で謎解明 (1/3)

深い場所で起きる地震のメカニズムは半世紀近くにわたって謎に包まれていたが、愛媛大などのチームが解明したことで研究は大きく進展しそうだ。

[産経新聞]
産経新聞

 日本に被害をもたらす大地震は内陸の直下型や、東日本大震災のような海側のプレート(岩板)境界型が知られるが、もっと深い場所で起きる場合もある。こうした地震のメカニズムは半世紀近くにわたって謎に包まれていたが、愛媛大などのチームが解明したことで研究は大きく進展しそうだ。

画像 高温・高圧状態にさらしたかんらん岩。脆弱な場所が溶融した(緑に着色した部分)=大内智博・愛媛大講師提供
画像 深さ50〜100キロの地球内部に相当する高温・高圧環境を再現した実験装置(大内智博・愛媛大講師提供)

沈み込む海側プレートの内部で発生

 地球の表面はプレートと呼ばれる複数の大きな岩板に覆われている。その下にはマントルという流動性の高い岩石層があり、この移動に伴ってプレートもゆっくりと動いている。日本の太平洋側では海側のプレートが西に移動し、列島を載せた陸側プレートの下に沈み込む。

 この影響で東北沖に日本海溝、静岡県沖から九州沖にかけて南海トラフ(浅い溝)が形成され、地下には陸海のプレートがぶつかる境界面ができた。普段は強く固着しているが、ひずみの蓄積が限界に達すると急激に滑り、プレート境界型の東日本大震災や南海トラフ地震を引き起こす。

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