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» 2017年10月24日 08時12分 公開

どうなる「遺伝子組み換えでない」表示 混入していても「でない」ルール、見直しの要望出る (1/5)

「遺伝子組み換えでない」の表示は消費者を誤認させ問題であるとして科学者団体と消費者団体が、消費者庁の「遺伝子組換え表示制度に関する検討会」に対して見直しを求める要望書を出した。

[産経新聞]
産経新聞

 「遺伝子組み換えでない」の表示は消費者を誤認させ問題であるとして科学者団体と消費者団体が、消費者庁の「遺伝子組換え表示制度に関する検討会」に対して見直しを求める要望書を出した。両団体、遺伝子組み換え作物をめぐる基本的な立場は対立している。ところが、見直すべきという意見は一致。果たして検討会は「でない」表示に、どう決着をつけるのか。注目が集まっている。

画像 豆腐やスナック菓子の原材料に記載された「遺伝子組み換えでない」の表示

混入率5%以内なら「遺伝子組み換えでない」

 消費者庁の検討会は、食品などにおける遺伝子組み換え表示の対象商品や現行ルールの見直しを4月から行っている。9月末に第5回が終わった。両団体が問題視する「遺伝子組み換えでない」という表示ルールについて、いよいよ検討が始まる見込みだ。

画像 現行の遺伝子組み換え食品の表示

 この「でない」表示。「でない」とあるが遺伝子組み換え作物の使用が「ゼロ」だという意味ではない。「農場段階から分別管理している非遺伝子組み換え作物」に生産や流通の過程で「意図せずに遺伝子組み換え作物が混入」することがあるが、その混入率が5%までなら「遺伝子組み換えでない」と表示しても構わない。これが現行ルールだ。

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