ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >
ニュース
» 2017年10月26日 08時02分 公開

モーターショーに日産問題の影 次世代技術競争、足元に不安 (1/3)

「ご迷惑とご心配をお掛けし、深くおわびします」――東京モーターショー会場での日産自動車のプレゼンンは、異例の謝罪から始まった。

[産経新聞]
産経新聞

 「ご迷惑とご心配をお掛けし、深くおわびします」

 25日、東京都江東区で報道関係者向け公開が始まった東京モーターショー。会場での日産自動車のプレゼンテーションは、ダニエレ・スキラッチ副社長による異例の謝罪から始まった。同社では9月末に新車製造の最終工程である「完成検査」を無資格者が行っていた問題が発覚。25日には3万8650台のリコール(回収・無償修理)を6日の約116万台に続き、国土交通省に届け出た。華やかな自動車の祭典は出だしで、水を差された格好だ。

画像 東京モーターショーの日産ブース発表会冒頭、謝罪するダニエレ・スキラッチ日産副社長=25日午前、東京都江東区(宮川浩和撮影)
画像 日産の完全自動運転技術を搭載した電気自動車の試作車=25日、東京都江東区(宮川浩和撮影)

 ホンダやSUBARU(スバル)、マツダはトップ自らが出展する最新技術や、試作車に込めた思いを語ったのに対し、日産はスキラッチ副社長が登壇。平成27年の前回は、当時社長だったカルロス・ゴーン会長がプレゼンしていた。

 そもそも、今回の東京モーターショーは、日産の西川(さいかわ)広人社長が、ショーを主催する日本自動車工業会(自工会)の会長として、最高責任者を務めるはずだった。9月に開催概要を会見で発表した西川氏は「日本の自動車マーケットを活性化したい」と意気込んでいた。

       1|2|3 次のページへ

copyright (c) 2017 Sankei Digital All rights reserved.