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» 2017年10月27日 07時55分 公開

フィクサー、仕手集団、中国人企業家……「ストリーム」株価操縦事件の“深い闇” (1/4)

ネット通販業「ストリーム」をめぐる相場操縦事件。この事件では既に「最後のフィクサー」と呼ばれる人物の関係者ら6人の男が警視庁に逮捕されたが、単純な株価操縦事件とは異なる深い闇もうかがわせる。

[産経新聞]
産経新聞

 仕手筋、フィクサー、新興中国人経営者……。日経平均株価が2万円を超すなど好調さを見せる日本経済の背後でうごめく“闇の紳士たち”の一部が、白日の下にさらされた。東証マザーズ上場のインターネット通販業「ストリーム」(東京)をめぐる相場操縦事件。この事件では既に「最後のフィクサー」と呼ばれる人物の関係者ら6人の男が警視庁に逮捕されたが、通常は“食い物にされた側”となる同社元会長の中国人の男らの逮捕状も出るなど、単純な株価操縦事件とは異なる深い闇もうかがわせる。相場操縦で得られた資金が闇社会に流れた可能性も指摘されており、警視庁は全容解明を急ぐ方針だ。

画像 金融商品取引法違反(相場操縦)容疑で逮捕された松浦正親容疑者
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株式市場を食い物に

 平成26年2月、それまで100円前後で推移していたストリームの株価が突如上昇を始め、8月には500円を突破した。しかし、年末に向けて下落を続け、27年半ばには200円も割り込んだ。証券関係者は「どう見ても怪しい値動きだった」と明かす。

 警視庁捜査2課と組織犯罪対策部が株価を不正につり上げたとする金融商品取引法違反容疑で逮捕したのは、松浦正親(45)▽四方啓二(46)▽佐戸康高(58)▽高橋利典(69)▽笹尾明孝(64)▽本多俊郎(51)−の6容疑者。6容疑者はつり上げた株を高値で売り抜け、利益を上げていたとみられるという。

 捜査2課によると、6容疑者は、直前の株価を上回る価格で連続して注文を出し、株価が上昇しているように見せかける「買い上がり」や、同じ人物が売りと買いの注文を繰り返し、活発な取引が行われているように装う「仮装売買」と呼ばれる手口を使っていたという。

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