本体前面のほぼ全てを5.8インチ(2436×1125ピクセル)の有機ELディスプレイが占め、iPhoneの特徴だった丸いホームボタンは廃止された。
ホームボタンが担っていた指紋でロック解除する「Touch ID」機能の代わりに、カメラによる顔認証機能「Face ID」を新搭載。TrueDepthカメラの画像と赤外線画像を「A11 Bionic」プロセッサのニューラルエンジンが数学的モデルに変換し、それを登録済みの顔のデータと照合することでロックを解除する仕組みだ(関連記事)。
Appleのサポートページでは、メークやひげなどの外見の変化も自動的に認識するとあるが、指紋に慣れていたユーザーにとっては使い勝手は大きく変わるだろう。これまでの操作がどう変わるかの詳細は以下で紹介している。
セキュリティ面ではどうか。同サポートページでは、「Face ID」のデータは全て暗号化していること、無作為に選ばれた他人がロック解除できる確率は100万分の1(Touch IDは5万分の1)とし、安全性が強化されたことを強調している。
また、Face IDで読み取った表情を顔文字にできる「Animoji」も搭載する。
「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」と同じく、国際標準規格「Qi」に準拠したワイヤレス充電に対応する。Qiに対応した充電パッドに置くことで、Lightningケーブルを挿さなくても充電可能に。
ケーブル接続がないため、寝起きなどでは端末の落下も懸念されるが、本体背面にはシリーズで最も強度があるというガラス素材を採用したとしている。バッテリー稼働時間は「iPhone 7より約2時間長持ちする」という。
2018年には、iPhone、Apple Watchなどを同時にワイヤレス充電できる機器「AirPower」も発売する予定だ。
iPhone Xは従来機と異なり、一目でそれを判別できる特徴的な外観なので、「新しいiPhoneを買った感」を最も実感できるのではないだろうか。
この過酷な争奪戦に勝利するには――ライバルになりそうな相手にさりげなくこの記事を紹介してみよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR