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» 2017年10月30日 08時32分 公開

関西でIT人材不足深刻、 3年後は「6割足りない」 (1/3)

AIやIoTなどを活用できる人材が、関西で深刻な不足状態に。2020年には必要とされる数の4割程度しか確保できない見通しだ。

[産経新聞]
産経新聞

 りそな総合研究所は、人工知能(AI)やさまざまな機器をインターネットで結ぶ「モノのインターネット(IoT)」など「第4次産業革命」の技術を活用できる人材が、関西で深刻な不足状態に陥るとの試算をまとめた。平成32年には必要とされる数の4割程度しか確保できない見通しだ。企業の生産効率が向上しないといった悪影響が出る可能性があり、最先端IT技術者の育成の重要性を指摘している。このまま放置すれば、関西の地盤沈下が一段と加速しかねない。(橋本亮)

中小・中堅が多く……

 経済産業省による全国規模の推計では、必要な数に対する確保可能な人数を示す充足率は28年で87%、需要が増える32年では73%になる。これに対し、りそな総研が経済規模などを踏まえて算出した関西の充足率は28年で48%にとどまり、32年は41%、37年には38%まで落ち込むと予想する。

画像 10月の「シーテック・ジャパン2017」では、各社が人工知能(AI)や「モノのインターネット(IoT)」を融合した未来の暮らしを紹介した

 関西は中小・中堅のIT企業が多く、大手に比べて人材の確保、交流が困難なのが要因。最先端技術の導入が遅れる恐れがあるといい、りそな総研の荒木秀之主席研究員は「関西経済の成長を阻害するリスクになるので、人材育成は喫緊の課題だ」と警鐘を鳴らす。

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