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» 2017年11月07日 10時00分 公開

不要なPC「無料で回収」なぜ実現? リユース業者の舞台裏をのぞいてみた

[PR/ITmedia]
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 PCやスマートフォンの世界は日進月歩だ。魅力的な新製品を日々追い求めていると、部屋には使わなくなった古いPCやガジェット類が積み重なっていく。「このまま残しても邪魔になるのは分かっているけれど」──そんな悩みを抱えながらも、現実から目を背けている人は多いのではないだろうか。

 不要になったPCなどは、「オークションサイトやフリマアプリに出品」「リサイクルショップに持ち込む」「有償でごみとして出す」といった方法で処分できる。しかし、使わない機器を次のユーザーのために自分で清掃するのは正直面倒だ。そして複雑化する情報機器のデータをユーザー自身が完全に消去するのは難しいことも多く、セキュリティに関しても不安が残る。

 そんな人の強い味方になってくれるのが、不要品を無料で回収し、データの完全削除まで請け負ってくれる専門の回収業者だ。本来なら処分に費用がかかる製品でも“タダ”で引き取ってくれるというが、そんなビジネスモデルが本当に成立するのだろうか。

 「何か“黒い”ことをしているのでは……」「削除したはずのデータを復元して悪用している……?」──そんな根拠のない疑問を抱きながらも、業者がPCを「無料で回収」できるカラクリに迫った。

「無料で回収できる理由があります」

 埼玉県所沢市に拠点を置くアールキューブは、PCやスマートフォン、家電、楽器などの不要品を無料で回収する「パソコン回収.com」や、中古PCショップ「ジャンクワールド」などを運営している。

photo アールキューブの事業所内

 無料回収業者の真相を探るべく実際に事業所を訪れると、そこには古くなったPCやディスプレイ、ゲーム機、家電、楽器などが所狭しと置かれていた。事前連絡不要・着払いで送られてきた荷物や、同社の出張サービスで回収したものがいったんここに集められ、データの完全消去、清掃、中古品としてリユース、あるいは分解、部品単位でリサイクルといった工程をたどるという。

 同社が無料で不要品を回収して利益を生み出せる理由はここにある。回収したものを中古品として再販する「リユース」と、分解して金属やプラスチックの部品を取り出し、別の業者に販売する「リサイクル」の2つだ。商品の状態などにあわせて、適した方法を選ぶという。

 中古販売(リユース)はネット通販のほか、首都圏の6カ所で実店舗を運営している。中でも2017年7月にオープンした「ジャンクワールド 吉祥寺店」は、木製の棚やグリーン、インテリア雑貨などを内装として多く取り入れることで、従来の“中古PCショップ”が持つイメージを覆す意欲的な店舗になっている。おしゃれな店内に影響されてか、Mac製品の売り上げが好調というのもユニークだ。

photo ジャンクワールド 吉祥寺店の店内

 一度は役目を終えた製品も、リフレッシュされた状態で新たな持ち主の手に渡っていく。同社が扱う中古商品が全品保証付きであることも、確かな商品を販売している自信の表れだろう。

 その一方、古すぎたり劣化が激しかったりで再販が難しいものは、内部の基板などに含まれる金属を取り出すために分解(リサイクル)を行う。それぞれの部品から金、銀、銅、レアメタルなどを抽出する専門業者に販売することで利益を得る仕組みだ。製品が壊れていても原則無料で引き取れる主な理由でもある。

photo リサイクルに回す製品は、部品ごとにバラしていく

 ちなみに、基板の加工技術が今ほど効率的ではなかった古い製品ほど、貴重な金属が取れる可能性が高く、回収するメリットが大きいという。

徹底されたセキュリティ対策から見える、アールキューブに依頼する価値

 「結局、無料で回収してくれるならどこに出しても同じでは」──消費者側からすれば、そう思うこともあるだろう。実際、無料で不要品の回収をうたう業者はいくつか存在する。街のリサイクルショップでも、買い取り不可商品は0円で引き取ってくれる場合もある。

 しかし、本当にその業者を信用していいのか考えたことはあるだろうか。

 アールキューブの事業所に運び込まれてくる物品は1日に1000台以上。全てを専用の区画に一度集めて、入庫システムに1台づつ登録していく。回収品は1台も行方不明にしない仕組みだ。

 回収した機器は、専門スタッフがふたを開けてHDDなどの記憶媒体を全て取り外し、内部を目視でチェックしていく。単にPCの電源を入れてデータの有無をチェックしただけでは、全ての記憶媒体にアクセスできるとは限らないからだ。中にはHDDのケーブルが抜けて認識されていなかったり、CDがドライブに入ったままだったり、さらにはPC本体内部にSDカードや身分証(!)が入り込んでいたケースもあるという。

 回収したHDDは、さらにセキュリティが厳格化された区画に運び込まれ、専用のソフトウェアで完全削除する。回収したその他の記憶媒体もシュレッダーにかけるなどして徹底的な廃棄処理を行う。

photophoto 1台1台を手作業で開けていき、中身をチェックしていく
photo HDDやSSDは専用のソフトウェアを使った完全削除が必要。この部屋には社内でも一部の人間しか入ることができない
photo 近年はスマートフォンやタブレットの回収も非常に増えたという
photo HDDレコーダーも立派な記憶媒体を内蔵している。それらが取り除かれるまで、この部屋を出ることはない

 今はスマートフォンやタブレットなどの回収も増えたという。内蔵するフラッシュメモリの特性上、電源が入らないものはデータを完全削除することが難しく、そういった場合はリサイクルに回す。

 手間とコストはかかるが、記憶媒体がありそうな機器は全てを目視で確認する。元の持ち主の情報を守り、不安を取り除くことは、この事業を20年続けてきた同社のこだわりだ。

情報漏えいが1件でも発生すれば、会社が終わる

photo アールキューブの松永康利社長

 「人間なのでミスは絶対に起こりますが、そのミスを限りなくゼロに近づける。その上で、決して情報漏えいにならない体制とルールを構築しています」──そう語るのは、同社の松永康利社長だ。PCのような電子機器は多くの機種が存在する。製品を回収し、中身をチェックする過程では、記憶媒体の存在を見逃してしまうことは絶対に起こりうる。

 そういった場合も、スタッフをその場に全員集めて情報を共有し、ミスの発生をゼロに限りなく近づけていくという。全てはこの繰り返しだ。

 その後も複数のスタッフが製品に触れる工程が設けられ、何度も中身をチェックする体制が整えられている。決して情報を外に漏らさない仕組み作りとルールを構築してきた自負があるという。

 「作業にあたるスタッフの意識はものすごく高いです。情報漏えいが1件でも発生すれば、私たちの会社は終わってしまいます。『責任を持って処理する』というプライドが、お客さまにわれわれの存在を許して頂ける理由であり、絶対に譲れないところです」(松永社長)

 同社が信頼され、長年にわたって官公庁や国立大学などを顧客としているのも、こうした積み重ねが実ってきたからこそ。さらに、体に障害がある人の就労支援や、国内外の養護施設へPCの寄付、自然環境の保全活動にも取り組んできた。

 「お客さまには、情報機器には大切なデータが入っているものという認識をしていただいて、信頼できる確かな回収業者を選んでほしい。それが私達の会社であれば大変ありがたいことです」(松永社長)

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提供:株式会社アールキューブ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2017年12月15日

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