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» 2017年11月21日 08時15分 公開

借金重ね、地下アイドルに注ぐ 「成功支えたい」が、ファンが増えると「嫉妬」 (1/3)

ファンとの距離が近い秋葉原の地下アイドルに癒やしを求めたある男性会社員。カードローンに手を出し、消費者金融でも借金を重ねた。

[産経新聞]
産経新聞

“触れあえる”地下アイドルだけが「日常忘れさせてくれた」……から続く

 テレビでしか見られない遠い存在のメジャーアイドルに満足できず、野本博樹(35)=仮名=はファンとの距離が近い東京・秋葉原の地下アイドルに癒やしを求めた。しかし約7年前に手を出したのがカードローンだった。

画像 地下アイドルイベントで、アイドルをスマートフォンで撮影する人たち=大阪市北区(永田直也撮影)

理想のアイドル

 通い詰めていた地下アイドルのイベントでCDを買う現金が足りず2万円を借りたのが始まりだった。「いつでも返せる」。当初は軽い気持ちだった。

 そして、ある女性アイドルの存在が、借金を重ねさせることになった。小柄で髪形はショートカット、ダンスがうまく、野本が理想とするアイドルそのものだった。以前に所属していたグループが解散し、ソロ活動を始めた時期と重なり、ファンといえるのが野本1人だったことも災いした。

 「どうしてもライブを見に来てほしい」。彼女の期待に応えようとするうちに金銭感覚はまひしていった。ただ、ギャンブルにのめり込んでいるわけではなく、罪悪感はなかった。

 「下積みを知っているから情も移った。アイドルとして成功を目指す彼女の夢をかなえさせてあげたかった」

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