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» 2017年11月21日 15時41分 公開

火星の“しま模様”は水ではなく砂の流れか 斜面の傾斜が砂丘と類似 (1/2)

NASAは「さらなる調査が必要」。

[AP通信]

 新しい調査によると、火星の表面にみられる濃い色のしま模様は、水ではなく砂の流れが形成したものと考えられるという。

 11月20日に発表されたこのニュースは、2015年の調査報告の内容に異論を唱えるものとなる。2015年の報告では、火星表面の斜面にみられる複数のしま模様は、この惑星に現在水が存在していることを示唆するものとされた。だが今回、米アリゾナ州の研究者らは科学雑誌『Nature Geoscience』において、こうしたしま模様は地表または地表近くを水が流れているというよりも、乾燥した砂が急斜面を流れている現象にみえると報告している。

 また彼らによれば、水が存在するとしても恐らく少量であり、生命につながるほどの量ではないという。

 ただし米航空宇宙局(NASA)によれば、まだはっきりと結論が出たわけではない。

 NASAの火星探査プログラムの主任研究員を務めるマイケル・メイヤー氏はこの最新の調査報告について、「水が存在する可能性を排除するものではない」と指摘。ただし現実は「崖の間を川が流れているという考えほどワクワクするものではないかもしれない」とも認めている。

 NASAの無人探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」は、こうしたRSL(Recurring Slope Lineae:繰り返し現れる斜面の筋模様)とよばれる火星表面の現象の画像をいくつも撮影しており、これまでに赤道付近から両極域までの広範囲にわたって多数のしま模様の存在が確認されている。

photo RSLを撮影したNASAの映像(NASA via AP)
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