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» 2017年11月27日 07時13分 公開

映画界に動揺……JASRACはなぜ、洋画の音楽使用料を値上げしたいのか (1/4)

洋画を日本で上映する際、劇中音楽の著作権者らに支払われる使用料が「海外に比べて著しく低い」としてJASRACが事実上の値上げを求めた。映画界には動揺が広がっているが、映画音楽をめぐって何が起きているのか。

[産経新聞]
産経新聞

 外国映画(洋画)を日本で上映する際、劇中音楽の著作権者らに支払われる使用料が「海外に比べて著しく低い」として、日本音楽著作権協会(JASRAC)が事実上の値上げを求めた。映画界には動揺が広がっているが、映画音楽をめぐって何が起きているのか。

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 JASRACが11月8日に東京都内で記者会見し、洋画で使われる音楽の使用料の変更を求めた。

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画像 日本音楽著作権協会(JASRAC)などが日本で外国映画を上映する際の音楽使用料が「海外に比べて著しく低い」として記者会見した=11月8日、東京都内(竹中文撮影)

 JASRACは、自分たちに作品を委託している作曲家、作詞家らに代わって音楽の使用料を徴収する組織で、洋画についても、全国の映画館で構成する「全国興行生活衛生同業組合連合会」(全興連)を直接の相手として徴収している。

 JASRACは今回、その額が洋画の興行収入(劇場での飲食物販も含んだ売り上げ)に見合っていない、と指摘している。

 いくらか。1本18万円だ。「1本」といっているのは、映画館の数や動員観客数を計算には入れない、という意味。つまり興行収入と無関係に18万円の定額制だ。1985年から30年以上18万円のままできた。

 JASRACは、日本と欧州とで2014年に支払われた映画音楽の使用料の総額を比較して、日本がいかに安いかを説明する。

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