JR東海は11月24日、着雪防止対策として一部の「N700S」車両に対して着雪防止対策を試行すると発表した。従来の対策に加え、台車カバー形状の改良と融雪ヒーター付フサギ板の取付けを行う。
台車カバー形状は、台車付近における風の流れのシミュレーション結果をもとに、台車下部の開口面積を最大限縮小するよう改良。台車部へ流れ込む空気を抑えることで、雪の舞い上がりによる着雪を低減する。
融雪ヒーター付フサギ板の取り付けでは、最も着雪が多いフサギ板を独自開発の高出力着脱可能な融雪ヒーター付フサギ板にし、フサギ板表面温度を融雪に効果的な温度に保つことで着雪量を減らすという。どちらも特許出願中。
(太田智美)
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