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» 2017年11月29日 07時43分 公開

単位の定義、来年見直し キログラム新基準に日本の技術が貢献 (1/3)

キログラムやメートルなど4つの単位について来年、定義を改定するための国際的な審議が行われる。改定作業に初めて参加する日本は約130年ぶりとなるキログラムの見直しに貢献している。

[産経新聞]
産経新聞

 物理や化学で扱う4つの単位について来年、定義を改定するための国際的な審議が行われる。科学技術の進歩で厳密さが必要になったからだ。改定作業に初めて参加する日本は約130年ぶりとなるキログラムの見直しに貢献しており、西欧が主導してきた単位の歴史に新たな足跡が刻まれる。(原田成樹)

画像 単位が変わる
画像 「キログラム原器」約130年の歴史に幕!?(産業技術総合研究所提供)

原器から物理定数へ

 重さや長さ、時間、温度など7つの基本的な単位は、世界各国が加盟する「メートル条約」で統一されている。このうち改定するのは重さのキログラム、電流のアンペア、温度のケルビン、物質量のモル。基準となる人工物の計測に頼ったり、単位同士の整合が取れなかったりする課題があるため、普遍的な物理定数に基づく定義に改める。

 キログラムは18世紀に水1リットルの重さとされたのが始まりで、1889年に白金イリジウム合金製の「キログラム原器」の重さで定義された。

 原器とその複製はパリ近郊で厳重に保管されてきたが、重さに1億分の5程度のばらつきがあり、原器の重さが劣化で変わってしまった可能性がある。

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