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» 2017年11月30日 08時19分 公開

三重県に“奇跡の踏切” 一度渡るだけで3つの異なるレール幅を体感 (1/3)

三重県桑名市に全国でここだけという踏切がある。近鉄、JR、三岐(さんぎ)鉄道が走り、車も通れないほどの長くて細いつくりだが、線路をよく見ると3つの鉄道会社でレール幅がすべて異なっている。

[産経新聞]
産経新聞

 三重県桑名市に全国でここだけという踏切がある。近鉄、JR、三岐(さんぎ)鉄道が走り、車も通れないほどの長くて細いつくりだが、線路をよく見ると3つの鉄道会社でレール幅がすべて異なっている。近鉄名古屋線が1435ミリの標準軌、JR東海関西線が1067ミリの狭軌、そして三岐鉄道北勢線が762ミリの特種狭軌(ナローゲージ)。全国的にも珍しいナローゲージが通っていることで、この踏切は3種類のレール幅の線路を一度に渡れる唯一の場所となっている。

画像 三岐鉄道側から見た踏切。近鉄特急が通過した
画像 跨線橋から見た3つの路線。左の2本が近鉄、中央の3本がJR、黄色い電車が走っているのが三岐鉄道

 踏切はJR、近鉄が乗り入れる桑名駅から南に約200メートル歩いたところにある。線路は6本あり、西側の2本が近鉄、真ん中の3本がJR、東側の1本が三岐鉄道。踏切の名称もそれぞれ違い、近鉄が益生第4号、JRが桑名駅構内、三岐鉄道が西桑名第2号で、JRと三岐鉄道の遮断機は連動。近鉄とJRの間には歩行者が退避できるスペースが設けられている。

 近鉄はアーバンライナーなどの特急や普通列車がひっきりなしにやってくる。JRは近鉄ほどの本数ではないが、ディーゼル特急の「南紀」や快速「みえ」などが時折通過して目を楽しませてくれる。三岐鉄道は1時間に4本程度しかこない。小1時間粘ってみたが、3線同時に列車がやってくる場面には出合えなかった。

 実際に渡ってみると、幅の違いは一目瞭然だ。ナローゲージは肩幅ほどしかなく、標準軌はほぼその倍の幅なので、当然といえば当然だろう。

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