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» 2017年12月11日 14時19分 公開

アヒル口+ワニ歯+ペンギン羽+白鳥首+ダチョウ歩きの恐竜発見 (1/3)

7500万年前のモンゴルの地層から、ひれ状の前脚で泳ぐ新種の恐竜「ハルシュカ」の化石が発見された。50センチもない小型恐竜だ。

[AP通信]

 アヒルのようなくちばしに、ワニのような歯、白鳥のような細長い首とかぎ爪……。。絵本作家スース博士(ドクター・スース)の作品に登場しそうな、そんな珍しい姿をした新種の恐竜の化石が見つかった。

 この恐竜はさらにペンギンの翼のようなひれ状の前脚を持ち、地上ではダチョウのように2足歩行するが、水中を泳ぐこともできたと考えられる。泳ぐ能力を持つ2足歩行の肉食恐竜の存在が明らかにされたのは、今回が初めてだ。

 この小型の生き物の身長はわずか18インチ(46センチ)程度。約7500万年前に現在のモンゴル地方に生息していたとみられる。丸みを帯びた全身の骨格の化石が、砂岩の岩塊から発見された。

 「非常に変わった形の生き物だ。この小さな生物には、複数の動物群の異なる特徴が組み合わされている」とチェコ共和国パラツキー大学の古生物学研究者デニス・ブーテン氏は語る。

 研究論文は12月6日に科学誌「Nature」で発表された。ブーテン氏と共同執筆者らはポーランドの古生物学者である故ハルシュカ・オスモルスカ氏の名前にちなみ、この恐竜を「Halszkaraptor escuilliei」(ハルシュカラプトル・エスクイリエイ)と命名し、「Halszka」(ハルシュカ)という愛称で呼んでいる。

photo 新種の恐竜「ハルシュカ」の想像図(Lukas Panzarin via AP)
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