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» 2017年12月13日 07時12分 公開

「席譲りアプリ」記者も体験 「妊婦さんが近くにいます」スマホに通知、メトロ銀座線で社会実験 (1/3)

電車内で席に座りたい妊婦と譲りたい乗客をLINEでつなぐ実験が始まった。スムーズに譲ることはできるのか? 記者が実際に使ってみた。

[SankeiBiz]

 東京メトロ銀座線で11日、電車内で席に座りたい妊婦と譲りたい乗客を無料通信アプリ「LINE(ライン)」でつなぐ社会実験が始まった。社会人の有志でつくる「&HAND(アンドハンド)プロジェクトチーム」のアイデアを元に、システム開発で実績がある大日本印刷が実施。東京地下鉄、LINEの2社が協力した。実験は15日まで。課題を検証し、実用化の可能性を探る。

画像 席を譲りたい乗客は「ゆずります」画面を妊婦に見せて、席を替わる(大日本印刷提供)
画像 席を譲りたい乗客は「ゆずります」画面を妊婦に見せて、席を替わる(大日本印刷提供)【拡大】
画像 席を譲りたい乗客に届くLINEのメッセージ(大日本印刷提供)

 実験は各日、銀座線上野−表参道と渋谷−上野の1日計8本、最後尾車両で実施。期間中、実際の妊婦や子供連れ女性ら約40人が協力。席を譲る「サポーター」としての参加は、あらかじめラインでアンドハンドのアカウントを「友だち登録」しておけば誰でも可能だ。

 実験では、ラインに登録した妊婦が乗車するとスマートフォンに「席に座りたいですか?」などとラインのメッセージが届く。「はい」を選択すると、サポーター登録した乗客に通知され、乗客は自分の座席位置を知らせる仕組みになっている。

 記者はこの日、渋谷駅を午前10時55分に出発する列車に乗り、最後尾車両中央のシート端に座った。「妊婦さんが近くにいます」とスマホのラインに通知が来たのは、数駅を経過して車内が混み合ってきたころだった。続いてシート、座席の選択画面で入力すると「妊婦さんにあなたの席の場所を送りました」とメッセージが届いた。

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