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» 2017年12月20日 07時12分 公開

人気過熱の加熱式たばこは“安全”か? 専門家「発がん物質は含まれている」 (1/4)

「iQOS」などの加熱式たばこが人気を集めている。煙が出ず、有害な化学物質の発生量が少ないといった特徴が人気の理由だが、その有害性をめぐり、専門家からは「発がん性物質が含まれている」「ニコチン依存から脱却できない」などの指摘もある。

[産経新聞]
産経新聞

 平成28年4月から国内で全国販売され、急速にシェアを拡大している「iQOS(アイコス)」などの加熱式たばこ。煙が出ず、有害な化学物質の発生量が少ない−といった特徴が人気の理由だが、その有害性をめぐり、専門家からは「発がん性物質が含まれている」「ニコチン依存から脱却できない」などの指摘もある。加熱式たばこは“安全”なのか。(加納裕子)

画像 「アイコス・オンリー」(アイコスのみ喫煙可)の札が置かれたゼックスウエストのテーブル。他のたばこを吸うことはできない=大阪市北区
画像 日本禁煙学会学術総会のポスター発表会場でも、加熱式たばこに関する研究発表が目立った=11月4日、京都市南区

禁煙エリアでも吸える!?

 「えっ、吸えんねや」。大阪市北区の複合レストラン「ゼックスウエスト」で、禁煙エリアのテーブルに着いた男性が、驚きの声を上げた。テーブルには、「アイコス・オンリー(アイコスのみ可)」の小さな札。同店はもともと分煙としていたが、平成28年春から、喫煙エリア以外でもアイコスを吸えるようにしている。

 ゼネラルマネジャーの猪口尊明さん(41)によると、同店はイタリアンや和食、バーの3店が融合したスタイルで、バーではもともと全席喫煙可。イタリアンと和食は喫煙エリアと禁煙エリアを分けているが、壁のような仕切りはない。自身もアイコス使用者の猪口さんはアイコスの特徴について「圧倒的に臭いがつかない」と話す。

 紙巻きたばこは禁止であっても「アイコスなら可」とするレストランやホテル、貸し会議室などが増えており、アイコスを販売するフィリップモリスジャパンによると、近畿2府4県では今年9月時点で約5000事業所に。同社大阪オフィスのある大阪市北区のビルの1階にも、アイコス専用のスペースがある。

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