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» 2017年12月26日 07時04分 公開

「チバニアン」、有人月探査、ヒアリ……2017科学ニュースを振り返る (1/4)

日本初の地質年代名の誕生や有人月探査への動きなど、新時代の到来を告げる出来事が目立った2017年の科学分野を重大ニュースで振り返った。

[産経新聞]
産経新聞

 日本初の地質年代名の誕生や有人月探査への動きなど、新時代の到来を告げる出来事が目立った2017年の科学分野を重大ニュースで振り返った。

地球史に「千葉時代」命名へ

 約77万〜12万6千年前の地質年代の名称が、ラテン語で千葉時代を意味する「チバニアン」となる見通しになった。地球の歴史を刻む地質年代に日本の名前が付くのは初めて。

画像 「チバニアン」と命名される見通しになった地質年代を含む地層=千葉県市原市

 国立極地研究所などの研究チームが、この年代の命名につながる基準地として千葉県市原市の地層を国際学会に申請。多くの年代を命名した実績を誇るイタリアとの争いになったが、11月の1次審査で日本が大差で勝った。

 ネアンデルタール人が生きていた頃の時代で、約77万年前には地球の磁気が南北で逆転する現象が最後に起きた。千葉の地層はこの現象が明瞭に確認できることが評価されたようだ。

 来年にも正式決定する見込みで、欧州を中心に発展してきた地質学で日本の存在感が高まる。世界標準の一角を日本が担うことで、地学への関心の高まりも期待されている。

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