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» 2017年12月26日 07時07分 公開

人口増、武蔵小杉に見る川崎の利点と弊害 朝のJR改札 行列60メートル、駅舎飛び出す (1/3)

開発が進む武蔵小杉は、駅が大混雑している。朝8時のピーク時間帯には行列は50〜60メートルに達し、駅舎を飛び出してマンションの出入り口付近にまで及ぶ。

[産経新聞]
産経新聞

 冬の早朝、川崎市中原区の武蔵小杉駅周辺では夜も明けきらないうちから、スーツを着た会社員たちの慌ただしく歩く姿が見かけられた。見上げると、林立する高層マンションが朝日を浴びて銀色に輝いている。日が高くなるにつれ、高層マンションは住人を吐きだし始める。向かうのはJR・東急線の武蔵小杉駅。通勤時間帯の午前7時を回るころには、人の波がうねりのように押し寄せる。

 JRの新南口はマンション群に近く、人の流れが特に著しい。改札は人をさばききれず、入場待ちの列がどんどん伸びていく。ピークは午前8時前後。行列は50〜60メートルに達し、駅舎を飛び出してマンションの出入り口付近にまで及ぶ。武蔵小杉駅周辺で日々繰り返されている光景だ。

画像 早朝の通勤時間帯は駅舎の外まで改札待ちの人が連なる=JR武蔵小杉駅新南口
画像 超高層マンションが林立する武蔵小杉駅周辺=川崎市

加速する再開発

 人口増を背景に川崎市はいま、ダイナミックに変貌を遂げている。川崎駅(川崎・幸)、登戸駅(多摩)、鷺沼駅(宮前)周辺など各区で再開発が進む中、武蔵小杉エリアは、市の発展をうらなう開発の先行例として注目されている。同エリアは多摩川や等々力緑地などの自然の魅力と、都心や横浜へのアクセスの良さから、人口流入が続いている。その受け皿になっているのが高層マンション群だ。

 市によると、同エリアには高さ100〜200メートルのいわゆる「超高層マンション」が9棟ある(12月現在)。1棟あたりの戸数は500〜600程度。市は1戸3人の計算で1500〜1800人が生活していると見積もる。9棟には合計で、少なくとも万単位の人が住んでいるのだ。

 超高層マンションは平成37年度末までにさらに6棟が新設されるという。単純計算でもあと1万人程度の増加が見込まれる。

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