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Twitter、トランプ大統領のアカウントを停止しない理由を再度説明

» 2018年01月06日 08時13分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Twitterは1月5日(現地時間)、「Twitterを使う世界的リーダーたち」と題する公式ブログで、世界的リーダーによる物議を醸すツイートを削除したり、そのアカウントを停止したりしない理由について説明した。具体的な名前は挙げていないが、ドナルド・トランプ米大統領についてであることは明らかだ。

 leader 1 発表文に個人の署名はない

 トランプ氏はこれまで、北朝鮮の朝鮮労働党委員長、金正恩氏を「ロケットマン」と呼んで揶揄するツイートを投稿したり、トランスジェンダーを認めないツイート反イスラムツイートのRTなどで物議を醸してきた。

 1月3日には、「金正恩氏は自分のデスクには核ボタンがあると言ったが、私だって核ボタンを、しかももっと大きくて強力なやつを持っていると彼に伝えてほしいものだ」とツイートし、これは攻撃的な行為であり、Twitterのルールに反すると批判されている。

 Twitterは、「世界的リーダーをTwitter上でブロックしたり、議論を呼ぶ彼らのツイートを削除することは、人々が読んで討論する権利を持つ重要な情報を隠すことになる。たとえブロックしたりツイートを削除してもそのリーダーを沈黙させることにはならないが、彼らの言動について必要な議論を妨げることになるだろう」と説明する。

 leader 2 ルール違反のツイートでも削除しない例外(Twitterルールより)

 また、Twitterルールに反するとみられるツイートでも「行為のニュース性が高く公共の利益にかなっている場合」は削除しないことを再度説明し、「特定の人物のアカウントがTwitterの成長を増進することはないし、アカウントに関する判断に影響することもない。われわれは公共の利益に配慮し、公平な立場を保つ努力をしている」という。

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