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» 2018年01月09日 14時15分 公開

米国への入国審査時の電子機器検査が過去最多に 2017年度は3万200台 (1/2)

スマートフォン、コンピュータに内蔵されたデータの中身が検査されている。

[AP通信]

 米当局が米国への入国審査時に検査した電子機器の台数が2017会計年度に過去最多を記録した。こうした検査に対し、プライバシー擁護派は以前から警戒を示している。

 米税関国境警備局(CBP)は1月5日、同局の国境警備官が2017会計年度(9月締め)に検査したスマートフォンなどの電子機器は3万200台だったと発表した。2016年度の1万9051台と比べて60%近い増加だ。

photo CBPの発表文(Image via CBP)

 ただしCBPは、米国への入国旅行者総数は3億9700万人以上であり、検査を実施したのはそのうちの0.007%とごく一部にすぎない、と強調する。

 「今のデジタルな時代において、米国国境で法を執行し、米国民の安全を守るためには、国境での電子機器の検査が不可欠だ」とCBPのジョン・ワグナー局長補代理は声明で述べている。

 電子機器の中身を捜索する目的は、テロや児童ポルノなどの犯罪防止にある。だがプライバシー擁護派はこうした慣行を非難し、令状も相当な理由もなしに政府が電子機器の中身を捜索できるようにすべきではないと主張している。

 CBPは、電子機器の検査が急増した背景には、人々が以前よりも多くの電子機器を持ち歩くようになったこと(今では一度に数台を持ち歩く人も少なくない)に加え、旅行者数の増加やリスクアセスメント強化の影響があるとの見方を示す。

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