ITmedia NEWS > ネットの話題 >
ニュース
» 2018年01月18日 07時38分 公開

チケット転売横行中 「1人1000件申し込み」も……新法で歯止めに期待 (1/3)

音楽ライブなどのチケットの高額転売が後を絶たない。「ぴあ」には同一ユーザーと思われる人物から1000件を超える申し込みがあったことも。チケットの不正転売を規制する新法案も検討されている。

[産経新聞]
産経新聞

 インターネット上で音楽ライブなどのチケットが高額で転売されるケースが後を絶たない。定価の数十倍で売りに出されることもあり、高額転売を狙ってチケットを大量に買い込む動きも顕在化、一般客の来場機会が奪われかねない事態が生じている。東京五輪・パラリンピックで類似事案が出現することも懸念され、法整備の動きが加速している。

対策はイタチごっこ

 「人気アイドルチケット2枚30万円」「声優ユニットライブ1枚20万円」

 国内のオークションサイトや転売サイトには、入手が難しいとされる人気アーティストのチケットがずらりと並ぶ。中には、定価の数倍〜数十倍で出品されているものもある。

画像

 例えば、声優ユニット「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours」ライブ&ファンミーティングの定価7300円のチケットが約27倍の20万500円に、三代目J Soul Brothersライブツアーの定価1万1000円のチケットが約16倍の18万円になったことがあった。

 最近は高額転売を狙ってチケットを大量に買い込もうとする動きも出ている。チケット販売大手「ぴあ」(本社・東京)では、同一人物とみられるユーザーから18時間にわたって1000件を超える申し込みもあった。

 同社は監視体制を敷くが「システムを強化すればそのブロックを破る新たなプログラムも登場する」と同社上席執行役員の東出隆幸氏。対策はイタチごっこの様相も呈している。

アーティストとファンの絆壊す

 こうした状況に危機感を募らせるのが音楽業界だ。転売チケットを高額で購入することになれば、ファンの経済的負担は増す。ファンはコンサートの来場を控えたり、グッズ購入を思いとどまったりすることも考えられる。

       1|2|3 次のページへ

copyright (c) 2018 Sankei Digital All rights reserved.