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» 2018年01月31日 08時35分 公開

「ストリートファイター5」は「1から作り直した」 eスポーツ意識し、「誰でも分かるすごさ」重視 (1/3)

最新作「ストリートファイター5」では家庭用ゲーム機とPCを“戦場”に、日々、世界中のファイターがインターネットを介して戦っている。「スト5で前作のイメージを継承すべきか、一から作り直すか、かなり悩んだ」が、1から作り直すことを選んだ。

[産経新聞]
産経新聞

 「昇龍拳!」「波動拳!」−。1990年代前半、学校帰りの中高生はゲームセンターという“戦場”に、見知らぬ相手と「ストリートファイター2(スト2)」で戦うために殺到した。カプコンが開発し、ゲーム業界に一大ブームを巻き起こした格闘ゲームの元祖、スト2は現在の米国や韓国で普及している「デジタルゲーム」の腕前を競い合う「eスポーツ」の源流ともいえる。その後もシリーズを重ね、現在の5作目、ストリートファイター5(スト5)では家庭用ゲーム機とパソコンを“戦場”に、日々、世界中のファイターがインターネットを介して戦っている。

画像 千葉・幕張メッセで開かれたストリートファイター5のエキシビションマッチ=平成29年9月(宮川浩和撮影)

 スト5は前作のスト4から8年ぶりとなる平成28年2月に発表。過去のシリーズ同様、8方向に操作できるキー(レバー)と6つのボタンを使い、弱中強の3段階でパンチやキックの「通常技」を出せる。操作を組み合わせれば、上方向にパンチを放ちながら跳び上がる「昇龍拳」などの「必殺技」も可能。多様な通常技や必殺技で相手の体力をゼロにすれば勝利となる。

 カプコンの綾野智章プロデューサーは「スト5で前作のイメージを継承すべきか、一から作り直すか、かなり悩んだ」という。というのも前作はバージョンアップを繰り返し、世界中で多くのファンを獲得したからだ。

 悩み抜いた結果、下した判断は一からの作り直しだった。狙いは新しいプレーヤーの取り込みだ。前作の特徴だった通常技や必殺技を連続で相手にたたき込む「コンボ」を削減。各キャラクターの個性を際立たせ、必殺技の入力も簡単にした。また上級者にしか分からない隠れたシステムを減らすことでも新たなプレーヤーを呼び込もうとした。

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