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» 2018年02月01日 13時42分 公開

iPhone「バッテリーと性能問題」で米当局が調査 (1/2)

Appleが旧型iPhoneを意図的に減速させていた問題で、米司法省と証券取引委員会が現在調査中だ。

[AP通信]

 旧型iPhoneの動作を意図的に減速させ、それを開示せずにいた問題をめぐり、米Appleは目下、米当局による調査に協力中だという。消費者からの猛反発をうけ、Appleは事態収拾に努めているが、沈静化にはまだしばらく時間がかかりそうだ。

 Appleは1月30日遅く、当局による調査を受けていることを認めた。Wall Street JournalとBloombergが同日、今回の事態へのAppleの対応が投資家にどのような影響を与えているかを米司法省と証券取引委員会(SEC)が調査中であると報じたことを受けてのものだ。

photo iPhone 6とiPhone 6 Plusについて語るティム・クックCEO。2015年3月9日撮影(AP Photo/Eric Risberg)

 Appleは旧型iPhoneのバッテリーの経年劣化によって突然電源が落ちる事態を回避するために、iPhoneの動作を意図的に減速させるソフトウェアアップデートを2016年にリリースした。だが同社はこの事実を2017年12月まで十分に開示せずにきた。

 Appleはその後、「もっと情報を公開すべきだった」と謝罪し、旧型iPhoneのバッテリーの交換費用を50ドル値下げして29ドルとしている。

photo iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて(Image via Apple)

 さらにAppleは、突然電源が落ちるリスクを承知の上でこの減速機能を無効にできるオプションを、ソフトウェアアップデートを通じて提供する計画だ。この無償のアップデートは今春に公開予定であり、バッテリーの劣化状況を測定する機能も搭載するという。

 Appleは最新の声明において、iPhoneをできるだけ長く使えるように設計し、顧客の利益を最優先に行動する、という同社の方針をあらためて強調している。だがまだ多くのユーザーは、Appleが2017年秋に発売した高価格な最新機種への買い替えを促すために旧機種の動作速度を意図的に抑えたと考えている。

 「私たちは利用者の買い替えを促すために意図的にApple製品の寿命を短くしたり、ユーザー体験を損なうようなことをしたりしたことは一度もないし、これからもない」とAppleは声明で述べている。さらにAppleは、「私たちは常に顧客に愛される製品を作ることを目指している」とも述べている。

 こうして悔恨の念を示してはいるものの、旧型iPhoneの動作を意図的に減速させたことによる影響はまだ全面解決にはほど遠い。

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