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» 2018年02月07日 07時53分 公開

「池の水ぜんぶ抜く」人気特番ロケが中止になったワケ……舞台は“卑弥呼の墓”で反響大きく (1/4)

人気番組「池の水ぜんぶ抜く」の正月特番として、奈良県の箸中大池で予定されていたロケが中止に。「出るのはお宝か、それとも未知なる生物か」と告知していたが、「発掘が目的との印象を与えかねない」との意見が地元から出たという。

[産経新聞]
産経新聞

 テレビ東京の人気番組「池の水ぜんぶ抜く」の正月特番として、奈良県桜井市の箸墓(はしはか)古墳に隣接する箸中(はしなか)大池で予定されていたロケが昨年12月、中止された。箸墓古墳は邪馬台国の女王卑弥呼の墓という説もある大型前方後円墳。テレビ東京は「出るのはお宝か、それとも未知なる生物か」と告知していたが、「発掘が目的との印象を与えかねない」との意見が地元から出たという。ロケが中止になった経緯を振り返る。(藤木祥平)

絶滅寸前の希少生物も

 「池の水ぜんぶ抜く」はテレビ東京で昨年1月に始まった人気番組。不定期の特番として放映され、同11月26日放送の第5弾では、平均12・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録した。

 番組の内容はいたってシンプルだ。タイトル通りに全国各地の池の水を抜き、そこにどんな生き物が潜んでいるかなどを調査するという企画で、「池の水を抜いてキレイにしたい」「迷惑外来生物を駆除したい」「巨大岩石を撤去したい」といったさまざまな依頼を番組公式サイトで募集。番組ではタレントがオファーを受けて依頼主の元に出向き、水が抜かれる様子を見守り、何が出てくるかを調べる。池の環境改善にも一役買っているという。

画像 池の水が満ちているときの箸中大池。奥に見えているのが箸墓古墳(桜井市提供)

 過去には、佐賀藩鍋島家の家紋が描かれた江戸時代の軒丸瓦が見つかったほか、体長1メートルを超える北米原産の巨大肉食魚アリゲーターガーや、環境省のレッドデータブックで「準絶滅危惧種」に指定されているニホンイシガメを捕獲。お宝や希少生物が相次いで発見され、回を重ねるごとに視聴者の関心を集めるようになった。

“合法的盗掘”になる

 正月特番として放映予定だった1月2日の第6弾は「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜きましておめでとう2018」と銘打ち、箸中大池の水抜きが企画の目玉に。著名な箸墓古墳に隣接する池で、11月の前回の番組中に「出るのはお宝か、それとも未知なる生物か」と告知したこともあり、大きな反響を呼んだ。

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