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» 2018年02月09日 08時19分 公開

コインチェック事件、犯人の意図は? Mt.Gox事件はいまだ全容解明されず (3/3)

[産経新聞]
産経新聞
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 仮想通貨の消失・盗難事件は近年、世界各国で相次いでいるが、犯人が明らかにならないことが多い。また、被害者への補償の仕組みも定まっていない。こうしたリスクを知らずに、あるいは見て見ぬふりをしながら、世界中が仮想通貨の高騰に熱狂してきた。

 「マウントゴックス事件の教訓が何も生かされていなかった」。仮想通貨に詳しい早稲田大ビジネス・ファイナンス研究センター顧問の野口悠紀雄は、今回の事件についてそう指摘する。

 野口はマウントゴックス事件の際と同様、自分で保管することも可能な仮想通貨を、取引所に預けっぱなしにしていた顧客が多かった点が被害を拡大させたとみる。この場合、セキュリティーは取引所任せとなる。「本来、仮想通貨は自分で管理することが鉄則。インターネットから遮断された媒体で口座を管理したり、口座にアクセスするための“秘密鍵”を端末内で保管せず、紙に印刷して管理したりするなどの対策を取っておくべきだった」

 仮想=バーチャルの海に潜む幾多のわな。嗅覚と知識なしに安全に泳ぐことなどできない。(敬称略)

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