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» 2018年02月14日 07時44分 公開

コインチェック、人材不足で早期の安全対策は困難 営業再開できない恐れも (1/2)

日本円の出金を約半月ぶりに再開したコインチェック。ただ、人材確保などが円滑に進まないとみられ、顧客保護に万全を期することができるのか不安視されている。

[SankeiBiz]

 金融庁に業務改善計画を提出し、顧客から預かっている日本円の出金を約半月ぶりに再開したコインチェック。ただ、安全管理体制を早急に整えるための人材確保などが円滑に進まないとみられ、顧客保護に万全を期することができるのか不安視されている。金融庁による検査は継続する見通しで、営業が再開するめどは立っていない。

画像 コインチェック本社が入るビル=1日、東京都渋谷区(桐山弘太撮影)

 今回の流出事件の最大の原因は、同社のずさんな管理体制だ。仮想通貨「NEM(ネム)」の保管で、外部のネットワークから隔離された「コールドウォレット」を採用せず、送金に複数の秘密鍵を要求するセキュリティー技術の「マルチシグ」も導入していなかった。同業他社からみれば「あり得ない」(幹部)ことだ。

 コインチェックはネムの流出後、ビットコインなども含めた全ての仮想通貨と日本円の出金を停止。仮想通貨はコールドウォレットなどで保管し、日本円は金融機関の顧客専用口座で保全している。日本円の出金は13日に再開したが、仮想通貨については「安全性が確認でき次第の再開」としており、見通しは立っていない。

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