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» 2018年03月26日 06時57分 公開

コードネーム「疾病X」とは? WHOが警告、世界で大流行する可能性 (1/2)

WHOのリポートに記載された「疾病X」というコードネームが、医療保健業界で話題になっている。WHOは、未知の感染症が世界的に大流行する可能性を示唆している。

[産経新聞]
産経新聞

 「疾病X」というコードネームが、医療保健業界で話題になっている。今年2月、感染症対策を促す世界保健機関(WHO)のリポートの中に記載されたものだ。WHOはこうした未知の感染症が、世界的に大流行する可能性を示唆。エボラ出血熱やジカ熱など近年、世界を震撼させた感染症が現に発生しており、WHOは潜在的な感染症への備えや研究開発を促している。

8つの感染症リスト

 WHOのリポートは「(R&D)ブループリントが優先すべき感染症リスト」という題目で、ホームページ内に掲載された(http://www.who.int/blueprint/priority-diseases/en/)。

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 R&Dブループリントは、2014年に西アフリカで流行したエボラがきっかけで、感染症に対応する医療技術やワクチンの開発のために生まれた計画。世界の専門家が協力し、16年5月にはWHOの加盟国が計画の発展への期待を表明した。

 リポートは、全人類に感染する可能性がある感染症として8つを挙げている。

 そのトップは、クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)だ。国立感染症研究所によると、これはダニが媒介する人獣共通感染症で、症状としては発熱や出血が特徴。1944年にクリミア地方で旧ソ連軍兵士の間で発生したのが世界に知られるようになり、その後アフリカのコンゴでも確認された。

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