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» 2018年03月27日 07時45分 公開

眠気とは何か? 眠りのスイッチ遺伝子発見 柳沢正史・筑波大教授 (1/3)

眠気とは何か。人はどうして眠らないといけないのか――この研究に取り組む筑波大の柳沢正史教授(57)は、マウスの特殊な睡眠障害を発見し、世界の睡眠研究に大きな風穴を開けた。

[産経新聞]
産経新聞

 眠気とは何か。人はどうして眠らないといけないのか。この研究に取り組む筑波大の柳沢正史教授(57)は1999年にマウスの特殊な睡眠障害を発見し、世界の睡眠研究に大きな風穴を開けた。最近では睡眠に異常を起こすマウスの作製にも成功し、眠気の全容解明に突き進んでいる。

画像 睡眠研究に欠かせない分析装置を紹介する、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史機構長=茨城県つくば市(原田成樹撮影)

 柳沢さんは筑波大の大学院生だった87年、弱冠27歳で血管の収縮に関わる「エンドセリン」という分子を発見した。循環器系に関わる分子は当時、ホットな研究テーマで、世界的な快挙となった。

 これを契機に、医学や生物学で最先端を行く憧れの米国を目指した。エンドセリンで得た名声を利用してリクルート活動を展開し91年、米テキサス大で准教授の職を得た。

 ここで、遺伝子の配列が分かっているが、機能が不明なタンパク質の機能解明に取り組む。いわゆる「宝探し」である。

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