ITmedia NEWS > 社会とIT >
ニュース
» 2018年04月04日 07時19分 公開

仮想通貨口座、他人の情報で開設→転売 初摘発、不正調達屋か (1/2)

他人の個人情報を使って仮想通貨交換所の口座を不正に開設したとして、中国籍の会社役員が逮捕。仮想通貨交換所の口座の不正開設での摘発は全国初という。調べに、「知らない」と容疑を否認している。

[産経新聞]
産経新聞

 他人の個人情報を使って仮想通貨交換所の口座を不正に開設したとして、警視庁サイバー犯罪対策課と福島、群馬両県警は、私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、中国籍の会社役員、林小林容疑者(30)=東京都新宿区西新宿=を逮捕した。仮想通貨交換所の口座の不正開設での摘発は全国初という。調べに、「知らない」と容疑を否認している。

画像

 逮捕容疑は平成29年7月6〜9日、中国から都内の仮想通貨交換業者のサーバーにアクセスし、他人の個人情報を入力して不正に口座を開設するなどしたとしている。サイバー犯罪対策課によると、林容疑者は開設した口座を中国人とみられる犯罪グループに転売し、6千元(約10万円)の報酬を受け取っていた。

 このグループは昨年7月、群馬県内の信用金庫の法人名義の口座から300万円を不正に引き出し、仮想通貨「ビットコイン」に交換。その後、ビットコインを林容疑者から買い取った口座に送金していた。犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)に悪用する狙いがあったとみられる。

 林容疑者は都内で携帯電話などを販売する代理店を経営。客として知り合ったベトナム国籍の男らに3万円の報酬を支払って個人情報を取得していたという。男らは2月、同課に犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕されている。

 同課は、林容疑者が犯罪グループ向けに口座などを不正調達する「道具屋」とみて調べている。

       1|2 次のページへ

copyright (c) 2018 Sankei Digital All rights reserved.