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» 2018年04月06日 07時14分 公開

大豆ミート 「謎肉」効果!? “畑のお肉”が表舞台に (1/3)

菜食主義者など一部でしか認識されてこなかった「大豆ミート」が、日の目を見る時代がやってきた。カップ麺の「謎肉」公表を契機に「実は身近でうまかった」と一気にメジャー化。見た目や食感も本物に近づいている。

[産経新聞]
産経新聞

 菜食主義者など一部でしか認識されてこなかった「大豆ミート」が、日の目を見る時代がやってきた。カップ麺の「謎肉」公表を契機に「実は身近でうまかった」と一気にメジャー化。高タンパクで低カロリー、昔から「畑のお肉」といわれる大豆のカルシウムやイソフラボンなど豊富な栄養が取れ、畜肉よりも環境への負荷が低い。見た目や食感も本物に近づき、人と地球にやさしい“肉食”男女が増えている!? (重松明子)

画像 大豆ミートのフリット(手前)やタコライスを提供する谷鹿三裕総料理長=東京都中央区

 日清食品は昨年9月、世界初のカップ麺「カップヌードル」発売46周年を記念した特設サイトの漫画で、「謎肉」の正体が大豆ミートであることを明らかにした。詳細は大豆を主原料に、豚肉や野菜を混ぜてフリーズドライ加工したもの。

 「創業者の安藤百福が自らキッチンで手作りし、味付けをしたと語り継がれています。発売当初から入っていますが、十数年前からネット上で『謎肉』と呼ばれだし、『謎』を明らかにすることでより安心して食べていただけるものと公表に至りました」と広報担当。

 途上国の人口爆発・食糧問題への対応として、動物性よりも生産効率の高い「植物性タンパク質」への注目が世界的に高まっていることも公表の理由だという。同社の「どん兵衛」「カップメシ」シリーズの一部でも大豆ミートを使っているそうだ。

 「日清食品さんのおかげで、日陰の存在に日が当たるようになった」とは、半世紀近く大豆ミートを研究している不二製油マーケティンググループ、冨永友香里さん(31)だ。「長年ハムやソーセージの結着、ハンバーグの肉汁保持などの改良に使われてきた大豆ミート。裏方のニッチな商材でしたが、社会が追いついてきた」と指摘する。

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