総務省は9日に開いた携帯電話市場の公正競争の促進に向けた課題を話し合う有識者会議で、中古端末の流通促進や販売店主導の高額キャッシュバックの見直し、携帯電話事業者の乗り換えの改善など、課題と方向性を取りまとめた。
今会合で出た有識者からの意見も含め、次回会合で会議としての最終的な方針を取りまとめ、事業者への要請のほか、ガイドライン(指針)の改定など政策的対応も検討する。
中古端末の流通促進については、中古端末を扱う民間の業界団体が端末や部品を格付けする指針を策定するのを「総務省が後押しするのが必要では」と指摘。中古端末の流通促進を総務省が協力することを明記した。
一方、流通促進に効果的な携帯電話大手が販売店などで中古端末を扱うことについては「利用者ニーズなどを踏まえて判断すべき」と記すにとどめた。
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