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» 2018年04月26日 07時12分 公開

「コナモン」店が全国で減少……個人経営の後継者難、大阪は5年で17%減 (1/4)

「コナモン」の代表格のお好み焼きや焼きそば、たこ焼きを販売する店舗が減っている。個人経営の店舗が後継者不足で閉店するケースが増えているためとみられる。実際、大阪の街頭でお好み焼き店に行くかと聞くと――。

[産経新聞]
産経新聞

 「コナモン」の代表格のお好み焼きや焼きそば、たこ焼きを販売する店舗が減っているという国の統計がある。平成21年は1万9480店だったが、26年は15%減の1万6551店に落ち込んだ。都道府県別の店舗数では、本場の大阪が1位を続けているが、府内でもこの間に17%減少した。専門家によると、かつて子供たちや近所の人たちが愛した個人経営の店舗が後継者不足で閉店するケースが増えているためとみられる。実際、大阪の街頭でお好み焼き店に行くかと聞くと、「近所に店がない」「行くのはチェーン店」などという答えが返ってきた。「コナモン」の店はどうなるのだろうか。(張英壽)

画像 関西や広島などで愛されているさまざまなコナモン(オタフクソース提供)

店舗数1位は大阪、1万人あたりでは広島

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 総務省などが平成21年から始めた「経済センサス」という調査。さまざまな業種の事業所数などを分析しているが、「コナモン」を扱う店舗数が分かる貴重な統計だ。「お好み焼き・焼きそば・たこ焼き」という3種類の店舗数をまとめており、21年、24年、26年、28年と計4回にわたって行っている。

 この経済センサスによると、「コナモン」3種類の店舗数は21年に1万9480店だったが、24年は1万7192店、26年1万6551店と徐々に減少。5年間で15%減にまで落ち込んだ。

 28年の調査は今年3月に発表されたが、一部の店舗が対象になっておらず、6月にそれらを含んだ統計が発表される予定。比較するには6月の公表を待つ必要があるものの、3月発表のデータは1万2864店で、21年と比べると34%減となった。

 お好み焼きソースで有名な「オタフクソース」(広島市西区)が経済センサスをもとに算出した統計などによると、都道府県別の上位5位はいずれの年でも、(1)大阪(2)兵庫(3)広島(4)東京(5)愛知−で、変わらない。「コナモン」の本場・大阪が1位を続けているが、府内店舗数は21年の3449店から、24年3012店、26年2850店と減り、26年は21年の17%減。28年の調査では21年比39%減の2115店となっている。店舗数が少ないのは東北各県、沖縄など。

 一方、人口1万人あたりの店舗数を都道府県別に比較したところ、トップは大阪ではなく、いずれの年でも(1)広島(2)兵庫(3)大阪(4)徳島(5)高知−の順だ。26年でみると、広島5.9店、兵庫3.5店、大阪3.2店、徳島3.1店、高知2.8店。広島の店舗数が突出して多く、兵庫が大阪の上位になっていることや、四国の2県が入っていることが目を引く。

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