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» 2018年05月09日 07時20分 公開

訪日客向け「観光情報サイト」差別化合戦 “上客”囲い込みのそろばん勘定 (1/3)

外国人が日本旅行中に利用する情報案内サイトを運営する観光関連事業者が、独自色を出して差別化しようと躍起だ。サイトで訪日客の需要を喚起し、自社サービスへ誘導する狙い。“旅のお供”の座を狙う。

[産経新聞]
産経新聞

 外国人が日本旅行中に観光スポットやイベント情報を収集する情報案内サイトを運営する観光関連事業者が、独自色を出して自社サイトを差別化しようと躍起だ。人口減少で国内需要の先細りが避けられない中、サイトで訪日客の需要を喚起し、自社サービスへ誘導する狙いだ。各サイトとも自治体と連携して地元おすすめの観光スポットが分かったり、観光地までのルート検索ができたりするなど独自機能が満載。“旅のお供”の座を射止めるべく差別化を競っている。

画像 オリックスが始めた訪日客向け情報案内サービス。観光案内所などに設置したQRコードを読み取ると、自動的に地元情報満載のサイトがみられる=埼玉県川越市(同社提供)
画像 青森県平川市に滞在し、「平川ねぷたまつり」を楽しむ訪日外国人(百戦錬磨提供)

 「ストレスフリーな観光サポートサービスとして、相当数の利用が見込めると判断した」。オリックスオープンイノベーション事業部の幹部は、同社が全国展開を始めた訪日客向けの情報案内サービスのでき映えに胸を張る。

 同サービスは観光案内所などに置かれた2次元バーコード「QRコード」をスマートフォンで読み取ると、提携自治体のホームページなどをベースにした情報サイトにアクセスできる。スマホの言語設定を読み取って自動的に適切な言語で表示するのが特徴で、困った訪日客がインターネット検索せずに地元おすすめの観光情報が手に入る。将来的には地元飲食店の多言語メニューや割引クーポンのリンクも配信する。

 QRコードは設置された場所ごとに識別され、外国人がどのQRコードを読み取ったかが追跡できる。自治体は訪日客の足取りを把握した上で、今後の観光施策に生かすことが可能で、「困った訪日客が滞留しそうな場所」(同社)を中心に、9月までに最大70自治体に最大1万枚のQRコード設置を目指す。

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