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» 2018年05月24日 06時28分 公開

「セーラー服と女学生」展に見る、セーラー服の歴史とその魅力 (1/3)

セーラー服の歴史的変遷をたどる「セーラー服と女学生〜イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密〜」が都内で開かれている。かつて着用した女子、憧憬としてみていた男子。それぞれの視点で、魅力を追求している。

[産経新聞]
産経新聞

 明治期に伝来すると、昭和には機関銃と“コラボ”したり「脱がさないで〜」と歌われたりして、日本のアイコン(記号、象徴的なもの)になった感が強いセーラー服。その歴史的変遷をたどる「セーラー服と女学生〜イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密〜」が6月24日まで、弥生美術館(東京都文京区)で開かれている。かつて着用した女子、憧憬としてみていた男子。それぞれの視点で、魅力を追求している。

画像 セーラー服と女学生展示作品 森伸之/画 「私学の夏セーラー」 ドローイングペン・マーカー・水彩2007年(C)森 伸之

第1号は京都? 名古屋? 福岡?

 19世紀中頃、英海軍の水兵服に始まりその後、子供服、女性服として流行したセーラー服は明治28(1895)年ごろ、幼児服として日本に上陸。動きやすさに加え家庭で作りやすいこともあり普及していった。

 着物やはかま姿だった高等女学校生の通学服も、大正8(1919)年の山脇高等女学校(現山脇学園)のワンピース型を皮切りに徐々に洋装化。

 3校のセーラー服(平安女学院はレプリカ)が一堂に会するのは、今回が初めてとのことだ。

昭和のあこがれ

 セーラー服特集が企画されたのは、2年ほど前、同館の展示演出に携わる江津匡士(ごうづ・ただし)・名古屋造形大准教授がインターネット上で、東京都立第五商高(国立市)のセーラー服リボンの結び方を発見したことがきっかけ。

 同校の制服はすでにブレザーに切り替わっていたが、OGらを中心にチョウチョのように仕上げる“五商結び”の美しさを懐かしむ声が多かった。その話を江津さんから聞いて、「(セーラー服は)間口が広く、それぞれに思い入れがあるのでは」(内田学芸員)と資料収集に動き出した。

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