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» 2018年05月25日 07時08分 公開

日大会見、司会者は元共同通信記者 「質問終わり」「迷惑」連呼 専門家「対応として最悪」

日本大アメフット部の内田前監督らによる記者会見をめぐり、司会者だった日大広報職員の対応に波紋が広がっている。「切りがない」などと何度も会見を切り上げようとし、報道陣とたびたび衝突。専門家は「広報対応として最悪」と指摘する。

[産経新聞]
産経新聞

 日本大アメフット部の内田正人前監督(62)らによる23日の記者会見をめぐり、司会者だった日大広報職員の対応に波紋が広がっている。「切りがない」などと何度も会見を切り上げようとし、報道陣とたびたび衝突。混乱の一部始終はインターネットで生中継され、専門家は「広報対応として最悪」と指摘する。

画像 日本大アメリカンフットボール部の内田正人前監督の会見後、報道陣に囲まれる司会を務めた広報部の米倉久邦氏=23日午後、東京都千代田区(松本健吾撮影)
画像 会見で謝罪し、頭を下げる日本大アメリカンフットボール部の井上奨コーチ(右)と内田正人前監督=23日午後、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

 司会を務めた日大広報部の米倉久邦氏は、元共同通信記者で経済部長や論説委員長など要職を歴任。メディア広報対応の豊富な知識などが買われ、日大広報に就任したとされる。

 会見では1時間が経過した頃から、複数の質問をする記者に「他にも手が挙がっているので、質問を続けないで」と牽制。さらに時間が経過すると、まだ多くの記者が質問しようと挙手しているにもかかわらず、「大体同じ質問が繰り返されているので、これで質問は終わり」「迷惑ですから」などと、何度も会見を切り上げようとした。

 質問に答えようとする内田氏の発言を遮って記者を制する光景もみられ、記者が「この会見をみんな見ている」と指摘すると、米倉氏は「見ても見てなくてもいいんですけど」。さらに「あなたの発言で日大のブランドが落ちる」と水を向けられると「いえ、落ちません」と言い放ち、会場からは失笑が漏れた。

 危機管理広報に詳しいNPO法人「広報駆け込み寺」の三隅説夫代表は「会見は記者の向こうにいる父母やOB、一般の人々に伝えるためのもの。同じ質問であろうと、理解されるまで徹底的に続けるのが原則だ。信頼回復の場なのに、逆に火をつけた」と指摘。「司会者は自身のガバナンスもできておらず、大学のイメージを失墜させた。こんな広報(担当)は見たことがない。自分も記者のつもりだったのではないか」と非難した。

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