ITmedia NEWS > 科学・テクノロジー >
ニュース
» 2018年05月28日 06時46分 公開

最大の肉食恐竜「スピノサウルス」 極上化石が日本上陸、生態の謎解明へ「とてつもなく重要」 (1/3)

史上最大の肉食恐竜として知られる「スピノサウルス」の頭骨の化石が日本で所蔵されることになり、国内外の研究者が熱い視線を注いでいる。状態が極めて良い貴重な化石で、謎に包まれた生態を解明しようと学術的な分析が始まる。

[産経新聞]
産経新聞

 史上最大の肉食恐竜として知られる「スピノサウルス」の頭骨の化石が日本で所蔵されることになり、国内外の研究者が熱い視線を注いでいる。状態が極めて良い貴重な化石で、謎に包まれた生態を解明しようと学術的な分析が始まる。

画像 寄贈されたスピノサウルスの頭骨の化石=3月、東京都世田谷区の成城学園(草下健夫撮影)
画像 復元されたスピノサウルスの全身骨格。2本足で立っている=2009年7月、千葉市美浜区の幕張メッセ(草下健夫撮影)

 スピノサウルスは約1億年前の白亜紀に北アフリカに生息していた肉食恐竜。体長は約15メートルで、最強の肉食恐竜として有名な約13メートルのティラノサウルスより大きい。とげのような長い背骨を持つことから「とげトカゲ」を意味するこの名前がついた。

 ティラノサウルスが生息していたのは約7千万年前で場所も北米と異なるが、2001年の米国映画「ジュラシック・パークIII」では両者の死闘が描かれ、広く知られる存在になった。

 スピノサウルスの化石は1912年にサハラ砂漠で初めて発見された。主な化石はドイツで保管されていたが、第二次大戦の空襲で焼失。その後も発掘された化石は少なく「謎の恐竜」と呼ばれている。

       1|2|3 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.