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» 2018年05月29日 07時56分 公開

これが次世代通信「5G」の実力だ レース車、ドローン、ロボットで検証 開始まで2年 (1/2)

2020年の「5G」サービス開始に向け、レース車、ドローン、ロボットなどで検証が進む。「ワイヤレスジャパン」では、5G技術開発への着実な歩みがうかがえた。

[産経新聞]
産経新聞

 無線通信技術の総合イベント「ワイヤレスジャパン」が25日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開かれ、会場の展示からは2020年のサービス開始が予定されている次世代移動通信「5G」へ向けた技術開発の着実な歩みがうかがえた。

 5Gは、現在の4Gと比べ100倍程度の高速・大容量通信が可能になると想定されている。実際にそれだけのデータを移動しながら送受信できるのか、さらに基地局をまたぐハンドオーバーがスムーズに行えるのか。東京五輪と同様にあと2年を控え、実地での技術実証がまさに佳境に入っている。

画像 新日鉄住金ソリューションズが開発中の、次世代移動通信「5G」回線を使い、体の動きで遠隔操作するロボット=23日、東京ビッグサイト
画像 ドコモが、高速飛行中の次世代移動通信「5G」による映像伝送実験に使用したVTOL(垂直離着陸)型の無人航空機=23日、東京ビッグサイト
画像 NTTドコモが、時速約300キロの高速環境での次世代移動通信「5G」による映像伝送実験に使用した車体=23日、東京ビッグサイト

 時速300キロ−。4K動画という高速・大容量データが過酷な条件でも途切れず送れるかどうかを確認する実験は、NTTドコモが、4月上旬に茨城県つくば市にある日本自動車研究所のテストコースで、日産のGTRを改造して行った。実験では、周波数候補の一つである4Gよりも約10倍高い28ギガヘルツ帯を使用。この電波は直進性が強いという特徴があり、基地局側と自動車側の両方に電波の向きを最適化する機能を搭載し、現在の移動通信「LTE」より一桁高速な毎秒1・1ギガビットの通信に成功した。2つの基地局を切り替えるハンドオーバーも無事にクリアした。

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