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» 2018年05月30日 07時13分 公開

ドライブレコーダーが犯罪解明の決定打に 新潟女児殺害事件でも「動く防犯カメラ」として活躍 (1/4)

新潟市の線路で小学年の遺体が見つかった事件では、発生から1週間後に容疑者が“スピード逮捕”。容疑者を絞り込む一助になったのがドライブレコーダーだ。「動く防犯カメラ」といわれ、街頭設置の防犯カメラが少ない住宅地などの死角を埋める効果もあるとされてきた。

[産経新聞]
産経新聞

 新潟市西区のJR越後線の線路で小学2年の大桃珠生さん(7)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件では、新潟県警が事件発生から1週間後に会社員の男(23)を“スピード逮捕”した。容疑者を絞り込む一助になったのがドライブレコーダーだ。「動く防犯カメラ」といわれ、街頭設置の防犯カメラが少ない住宅地などの死角を埋める効果もあるとされてきたが、新潟の事件でも威力を発揮した。虚偽の供述を繰り返している男の矛盾を突く決定打にもなるとみられる。一般車両にも普及が進むドラレコは犯罪を“逃さない”重要ツールになっている。(社会部 中村翔樹)

画像 遺体が発見されたJR越後線の線路周辺=5月12日、新潟市西区(宮崎瑞穂撮影)

客観性を担保

 「ドライブレコーダーは付けていますか」。大桃さんの遺体が見つかった線路近くの道路周辺では、事件が起きた7日以降、新潟県警の捜査員が通行車両を止めてこう尋ねていた。

 県警は新潟市内のタクシー会社にもドライブレコーダーの提供を依頼。大桃さんが連れ去られたとみられる同日午後3時ごろや、遺体が遺棄されたとみられる同10時半ごろの時間帯に付近を走行した車両がなかったか、確認を進めた。

画像 小学校の通学路周辺で検問する警察官ら=5月10日、新潟市西区(宮崎瑞穂撮影)

 遺棄現場の線路周辺は住宅街に面しており、個別に防犯カメラを設置している世帯はなかった。不審な車両を見たなどとする目撃情報は複数寄せられていたが、捜査本部はそれらの裏付けなどのため、ドライブレコーダーの収集に注力した。

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