ITmedia NEWS >
ニュース
» 2018年06月22日 07時03分 公開

岡田敏一のエンタメよもやま話:スター・ウォーズ曇らせる“有毒”ファン 「最後のジェダイ」シンデレラ女優に中傷殺到、インスタ閉鎖 (1/4)

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」でレジスタンス側の女性整備士を演じたベトナム系米国人女優ケリー・マリー・トランさんが、Instagramで度重なる中傷や人種差別を受け、アカウントを閉鎖。その背景は――

[産経新聞]
産経新聞

 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、またまたエンタメの王道、ハリウッドねたでございます。

 昨2017年12月28日付の本コラム「黒澤・ルーカスにWリスペクト『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が最強の大傑作なワケ

でも若干、触れましたが、 昨年12月15日に全世界で封切られた米SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」(SW)のシリーズ8作目「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(ライアン・ジョンソン監督)。

 欧米では批評家や玄人筋が大絶賛したのに、熱狂的な一般のSWファンからは大ブーイングが起き、不自然なほど賛否両論真っ二つになったわけですが、そんなSW8をめぐり、欧米で“やっぱり熱狂的な一般のSWのファンって、かなりキモいよね”という声があがる出来事が起き、物議を醸しているのです。

 というわけで、今回の本コラムでは、その騒ぎについてご説明いたします。

難民一家、名門で学んだ苦学生シンデレラ

 本コラムを執筆するため、海外メディアのサイトを巡回し、このニュースに遭遇したときには本当に腹が立ちました。SWの生みの親、ジョージ・ルーカス監督の製作工房、スカイウォーカー・ランチに宿泊&取材経験のあるダイ・ハードなSWファンである記者としても、絶対許せないと思いました。

 前述したSW8で大活躍するレジスタンス側の女性整備士、ローズ・ティコを演じたベトナム系米国人女優ケリー・マリー・トランさん(29)が、交流サイトのインスタグラム上で、SW8での彼女の活躍や、その存在を嫌うファンから度重なる中傷や人種差別を受け、自身のインスタグラムの投稿を全て削除したことが6月5日に分かったのです。

画像 スター・ウォーズ(SW)8でレジスタンス側の女性整備士、ローズ・ティコを演じたベトナム系米国人女優ケリー・マリー・トランさん(29)が、交流サイトのインスタグラム上で度重なる中傷や人種差別を受け、自身のインスタグラムの投稿を全て削除した件について、厳しく断罪する英紙ガーディアン(電子版6月7日付から)

 米サンディエゴ生まれのトランさん、両親はベトナム戦争のせいで祖国から米国に逃げた難民で、ホームレスだった父は結婚後、バーガーキングで働いて家族を養い、母は葬儀場で働き家計を助けました。

       1|2|3|4 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.