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» 2018年06月27日 07時11分 公開

アイドルもいない廃校水族館、予想外のヒット……その理由は? 館長に聞く (1/3)

12年前に廃校となった小学校舎を再利用した水族館が想定外のヒット。イルカのような「アイドル」がおらず、「はたして人が来るのか」と陰口も聞かれたが、いざフタを開けてみれば約1カ月で入場者が1万人を超えている。その理由は?

[産経新聞]
産経新聞

 12年前に廃校となった小学校舎を再利用した水族館が今春、高知県室戸市にオープンした。その名も「むろと廃校水族館」。イルカのような「アイドル」がおらず、「はたして人が来るのか」と陰口も聞かれたが、いざフタを開けてみれば約1カ月で入場者が1万人を超える想定外のヒットに。遠足での予約や問い合わせも相次いでいるというが、一体何が受けているのか。仕掛け人の1人である若月元樹館長(43)に聞いた。

画像 外観は新築の小学校の「むろと廃校水族館」=高知県室戸市

学校らしさを隅々まで演出

 太平洋に面し、南国の日差しを浴びる水族館。周辺に民家は少なく、廃校の理由もおのずとわかる。学校の外観を生かしてリニューアルしており、見た目は新築の小学校だ。

画像 底に砂が敷き詰められた屋外プールを悠々と泳ぐウミガメ=むろと廃校水族館
画像 2階の教室や廊下には円形水槽などが設置され、子供たちの人気を集めている

 玄関を入ると左手にげた箱。靴ではなく、理科で使う実験器具などが入っている。その奥に職員室と館長室。予定の書かれた黒板などもあり、たたずまいは学校そのものだ。「学校らしさにも、こだわりました。備品は地元の学校などから集めてます」と若月館長は話す。

 2階に行くと、教室だったスペースに直径3メートルを超える円形水槽が三つ。廊下にも水槽がズラリと並ぶ。約50種千匹が展示されており、地元で獲れた魚やウミガメなどが中心。屋外にある25メートルプールにも、ウミガメたちが悠々と泳いでいる。しかし、イルカやジンベイザメなどといった「アイドル」はいない。

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