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» 2018年06月28日 17時41分 公開

Amazonバン使った独自配送プログラム、始動

Amazonのロゴが入ったバンをリースし、配送ビジネスを始められるプログラムが米国でスタートした。

[AP通信]

 あなたがAmazonで買った商品は通常、UPSのトラックかロゴなしの車、配達人に抱えられて届けられる。これらの多くはもうすぐAmazonバンによって配達されることになりそうだ。

 オンライン小売業者のAmazonは商品配送におけるコントロールを強化したいと考えており、米国中の起業家たちがAmazonの配送事業を始められるプログラムを6月28日に開始した。Amazonロゴが印刷された青いバンをリースし、運転手が着用するAmazonユニフォームを買い、業績を伸ばしていくための支援もしてもらえる。Amazonにとっては、UPS、FedExなどの配送サービスに依存せずに荷物を直接消費者に届けるための手段が増えることになる。

photo Amazonバンのドアを開ける(AP Photo/Ted S. Warren)

 こうしたバンが路上に出て行き始めれば、消費者は自分の荷物がどこまで来ているかを地図で確認し、ドライバーにコンタクトし、配送を変更したりといったことが可能になる。UPSやFedExのトラックではできなかったことだ。

 Amazonは他の方法でも配送ネットワークの強化を図っている。「Prime Air」と名付けた輸送航空隊を所有しており、昨年にはケンタッキーに空輸用のハブ施設を建築中だと発表した。

 最近では、Amazonはアメリカ合衆国郵便公社(USPS)に対して輸送費をより多く支払うべきだというドナルド・トランプ大統領からの攻撃を受けている。Amazonのワールドワイドオペレーション担当上級副社長であるデイブ・クラーク氏は、この新しいプログラムは大統領への回答ではなく、増加する注文に対応するための施策だと説明している。「Amazonが将来的に成長するために取っている対応だ」とクラーク氏。

photo Amazonバンからの荷物を届けるデモ(AP Photo/Ted S. Warren)

 このプログラムを使うことにより、配送ビジネスをわずか1万ドルで始めることが可能だとAmazonは説明する。同社によれば、Amazonの青色のバンをリースする必要はないが、もしリースすれば、その車はAmazonの荷物以外を配送することはできなくなる。配送業者は配送要員の雇用に責任を持ち、Amazonを顧客として全米75カ所の配送センターで荷物をピックアップし、購入者の玄関まで届ける。Amazonの担当者は配送料金の詳細についてのコメントは控えた。

 Amazonはlogistics.amazon.comというWebサイトを公開しており、起業希望者はそこから申し込むことができる。

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