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» 2018年07月02日 06時27分 公開

はやぶさ2だけじゃない! 生命の起源を探る探査 JAXAが狙う次の一手 (1/3)

探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に到着した。地球の生命は、どのように誕生したのか。この謎に迫るのは、はやぶさ2だけではない。JAXAは、次の一手となる探査の構想を練っている。

[産経新聞]
産経新聞

 探査機「はやぶさ2」が3年半の旅路を経て、ついに小惑星「リュウグウ」に到着した。地球の生命は、どのように誕生したのか。この謎に迫るのは、はやぶさ2だけではない。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、次の一手となる探査の構想を練っている。

生命の材料は宇宙から飛来?

 生命の材料となる有機物や水は、宇宙から運ばれたとする説が有力視されている。これらの物質を含む小惑星や隕石(いんせき)、ちりなどの小天体が太陽系の初期に、木星と火星の中間領域の外側から内側に移動し、地球まで飛来してきたとする仮説だ。

 太陽系というと、私たちは水金地火木といった大きな天体をまず思い浮かべるが、実は小さな天体もその歴史の中で重要な鍵を握っていた。こうした小天体を詳しく調べれば、生命の起源に関する仮説の検証や、太陽系の歴史の解明につながると期待されている。はやぶさ2も、こうした狙いを持つ探査機だ。

“通り道”にある火星の衛星に注目

 小さな天体を調べようとJAXAが検討を進める新たな探査の一つが、火星衛星探査計画「MMX」だ。はやぶさ2と同様に探査機が降下して着地し、物質を採取して地球に持ち帰る。行き先は火星の2つの衛星のうち、フォボスが有力だ。JAXAは2024年に探査機を打ち上げ、29年に地球に帰還させることを目指している。

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