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» 2018年07月11日 07時06分 公開

絶対取れないクレーン型ゲーム機 裁判で浮かんだ手口とは (1/3)

大阪のゲームセンターで、クレーンゲーム機を景品が取れないように設定し、客から代金をだまし取ったゲームセンター運営会社社長らに対する裁判。簡単に景品をゲットできるとウソの実演をし、その上でゲーム機の設定を変更。なのに次々とプレーするようあおって多額の代金をつぎ込ませる、ゲーセンの「蟻地獄」だった。

[産経新聞]
産経新聞

 「もう少しで高額の景品を獲得できる」「これまでに失敗した分を取り戻したい」−。こんな客の心理を巧みについた悪質商法が繰り返されていた。大阪・ミナミのゲームセンターで、クレーン型ゲーム機を景品が取れないように設定し、客から代金をだまし取ったとして詐欺罪に問われたゲームセンター運営会社社長らに対する裁判が、大阪地裁で開かれた。公判で明らかになったのは、簡単に景品をゲットできるとウソの実演をし、その上でゲーム機の設定を変更。なのに次々とプレーするようあおって多額の代金をつぎ込ませる、ゲーセンの「蟻地獄」だった。

「あとはお兄さんの気力です」

画像 警察が応酬したクレーンゲーム機や景品 

 判決によると、社長の男は従業員らと共謀。平成29年10〜12月、大阪市中央区の店舗で、1回千円から5千円のクレーン型ゲーム機で簡単に高額商品を獲得できると思い込ませ、男性を含む客8人から計約123万円をだまし取った。

 このうち29年10月9日は、従業員がこんな言葉を投げかけ、男性客をあおっていたという。

 「練習通りにやったらできますよ。今やめるともったいないです。あとはお兄さんの気力です」

 この日は祝日ということもあって、大阪・ミナミは国内外からの観光客や若者たちでにぎわっていた。

 道頓堀の一角にあるゲームセンターで男性客が遊んでいたのは、クレーン型ゲーム機。ボタンを操作してハサミを動かし、つり下げられたひもを切って人形を落とすと、人気の家庭用ゲーム機などが手に入る−という触れ込みだった。

 だが、男性客がゲームを始める前から、罠は仕掛けられていた。

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