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» 2018年07月23日 06時42分 公開

米国の月基地、4年後にも建設開始 飛行士が数百日滞在、火星飛行の足場に (1/3)

米国が2020年代に建設を目指す月基地が注目を集めている。基地は将来の火星飛行の足場として、宇宙飛行士が数百日にわたり長期滞在する可能性が高まっている。

[産経新聞]
産経新聞

 米国が2020年代に建設を目指す月基地が注目を集めている。国際協力で月の周回軌道に建設する構想で、日本政府も参加を検討中だ。国際議論に基づく最新の情報によると、基地は将来の火星飛行の足場として、宇宙飛行士が数百日にわたり長期滞在する可能性が高まっている。

画像 米国が実現を目指す月基地(左)の想像図。宇宙船「オリオン」(右)が地球から飛行士を運ぶ(NASA提供)

 月基地は昨年春、米航空宇宙局(NASA)が「深宇宙探査ゲートウエー」という名称で構想を明らかにした。30年代の実現を目指す有人火星飛行に向けた第1段階としての役割も担っている。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関係者によると、基地の用途は、まず月面を探査する着陸船の係留が挙げられる。着陸船は地球から直行するのではなく、いったん基地にドッキングして待機し、探査の際に飛行士が乗り込んで月面に向かう段取りだ。

 月面探査中に緊急事態が発生した場合、地球の手前に位置する基地が一時的な避難場所として機能する。

 科学研究の拠点の役割も果たす。基地の船外にはさまざまな観測機器を設置する見込みで、月面や火星から持ち帰った物質の選別や初期分析を行う場所としても期待されている。

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