ITmedia NEWS > 科学・テクノロジー >
ニュース
» 2018年07月24日 07時06分 公開

「電気で飛ぶ旅客機」JAXAなど開発へ 二酸化炭素の排出削減

JAXAは、電気で飛ぶ旅客機の実現を目指す官民連携の組織を設立した。航空機の旅客需要が増え続けるなか、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出削減や、航空産業の育成につなげる。

[産経新聞]
産経新聞

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、電気で飛ぶ旅客機の実現を目指す官民連携の組織「航空機電動化コンソーシアム」を設立した。航空機の旅客需要が増え続けるなか、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出削減や、航空産業の育成につなげる。

画像 電気で飛ぶ旅客機の想像図(JAXA提供)

 小型機の開発から着手し、2040年代には100〜150席での利用を想定した電動エンジンを実現する考え。今年12月にも具体的な目標などを定めた工程表を示す。

 電動エンジンは蓄電池だけでモーターを回す方式のほか、二酸化炭素の増加につながらないバイオ燃料などで動かすジェットエンジンと蓄電池を組み合わせる方式も候補に挙がる。

 JAXA関係者は「蓄電池だけだとパワーが弱く、あまり現実的ではないかもしれない」と話す。

 実現にはモーターや蓄電池などの大幅な性能向上と軽量化が必要で、航空産業とのつながりが薄かった電機メーカーなども参加して技術革新を目指す。

 既存の航空機が使うジェット燃料は原油から作られるため、大量の二酸化炭素を排出することが国際的に問題視されている。(小野晋史)

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.