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» 2018年07月25日 07時04分 公開

“超高級EV”誕生へ ジャガー、ポルシェ…「名門」参入で見る目変わるか (1/3)

ジャガーとポルシェという有力自動車ブランドが相次ぎ、電気自動車(EV)を投入する。“名門”メーカーの参入で、加速性能や乗り心地、静粛性などの新しい価値に脚光が当たりそうだ。EVを見る目が大きく変わる契機になるか、注目される。

[産経新聞]
産経新聞

 欧州の高級車「ジャガー」(英国)とスポーツカー「ポルシェ」(ドイツ)という有力自動車ブランドが相次ぎ、電気自動車(EV)を投入する。EVをめぐっては、排ガスを出さないという環境性能が注目されてきたが、長い伝統があり世界的にファンの多い“名門”メーカーの参入で、加速性能や乗り心地、静粛(せいしゅく)性などの新しい価値に脚光が当たりそうだ。EVを見る目が大きく変わる契機になるか、注目される。

画像 ジャガー初の電気自動車「I−PACE(アイ・ペイス)」。1回のフル充電で走行できる距離は480キロ

 英ジャガー・ランドローバーは3月、オーストリア第2の都市、グラーツの工場で、同社初のEV「I−PACE(アイ・ペイス)」を公開。直後に開幕したジュネーブモーターショーに出展した。欧州では既に受注が始まっており、年内に納車が本格化する見通しだ。

 5人乗りスポーツ用多目的車(SUV)で、1回のフル充電で480キロを走行できるという。英国での価格は日本円で約870万円から。

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長は6月に東京都内で開催した新車発表会でアイ・ペイスについても言及。「プレミアム自動車メーカーとして初めてEVのSUVを投入する。電動化への転換において、ジャガーは最前線に躍り出る」と強調した。日本では年内に受注、来年前半に納車を始める。日本での販売価格は未定。ホームページで注文の前段階となる購入希望や資料請求を募っており、同社幹部は「反響が大きく、手応えを感じている」と話す。

画像 ポルシェの電気自動車(EV)「タイカン」。名門ブランドによるEV投入は、市場の動向を大きく左右しそうだ
画像 電気自動車に参入する戦略について説明するポルシェジャパンの七五木敏幸社長=5月、東京都渋谷区

 一方、ポルシェは2019年に欧米で同社初のEVを投入する。「ミッションE」というコードネームが与えられたこの車は6月、生気あふれる若い馬を表す「タイカン」と命名された。4人乗りで、フル充電での航続距離は500キロ以上になるという。価格は未定。

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