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» 2018年07月26日 06時51分 公開

パンドラの箱を開けた? 「心は女子」学生受け入れ決めたお茶の水女子大 「女子大の存在意義」議論の呼び水に (1/2)

お茶の水女子大が全国に先駆け、戸籍上は男性でも自身の性別が女性と認識しているトランスジェンダー学生の受け入れ決定に踏み切った。他大学にも波及しそうだが、施設整備や受験資格の確認など課題も残る。減少傾向にある女子大の存在意義も改めて問われそうだ。

[産経新聞]
産経新聞

 国立のお茶の水女子大(東京都文京区)が全国に先駆け、平成32年度から戸籍上は男性でも自身の性別が女性と認識しているトランスジェンダー学生の受け入れ決定に踏み切った。他大学にも波及しそうだが、施設整備や受験資格の確認など課題も残る。文部科学省内では「男女共学化議論の呼び水になりかねない」(幹部)との声もあり、減少傾向にある女子大の存在意義も改めて問われそうだ。

受験資格の確認は?

 「検討に時間はかかったが、お茶の水女子大で学びたい人を温かく迎え入れたい」。室伏きみ子学長は7月10日の記者会見で、平成28年度から2年間にわたり在学生らへの説明会を複数回重ねるなどして、今回の決定に至った経緯を説明した。

 これまで「女子」としてきた受験資格を今後、「戸籍または性自認が女子」と変更し門戸を広げるが、課題はある。更衣室やトイレなど受け入れに向けた具体的な施設整備のあり方を今後詰める必要があり、受験資格の確認にも注意を要する。出願期間前に診断書があれば提出してもらい、自己申告の場合も今後設置する委員会で総合的に判断する方向だが、受験資格の線引きに曖昧さが残りかねない。

全国の女子大に影響

 お茶の水女子大の決定は他大学の動向にも影響しそうだ。「まだ正式に決まっていないが、前向きに検討している」と話すのは国立の奈良女子大(奈良市)の担当者。29年9月に大学理事などで構成するワーキンググループを立ち上げ、問題の洗い出しを行っている。公立では群馬県立女子大(群馬県玉村町)がお茶の水女子大の決定を受け、学内委員会で検討を開始。福岡女子大(福岡市)は「1年生全員が寮生活をするため保護者の理解などを含めクリアすべき課題は多い」(担当者)。状況把握のため他大学の情報収集に乗り出している。

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