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» 2018年08月08日 07時03分 公開

賛否あるドラマ「幸色のワンルーム」、系列の放送対応に温度差 朝日放送制作 (1/2)

朝日放送が制作した連続ドラマ「幸色のワンルーム」は、系列全24局のうち、現時点では朝日放送を含む3局が放送。テレ朝は放送見送りを決定した。誘拐事件を肯定的に描いているという内容への批判の一方、表現の自由の観点から批判に否定的な意見も。

[産経新聞]
産経新聞

 準キー局の朝日放送テレビ(大阪市)が制作した連続ドラマ「幸色(さちいろ)のワンルーム」をめぐり、系列局の放送対応が注目されている。キー局のテレビ朝日(東京都)を含む系列全24局のうち、現時点では朝日放送を含む3局が放送。テレ朝は放送見送りを決定した。誘拐事件を肯定的に描いているという内容への批判の一方、表現の自由の観点から批判に否定的な意見もあり、議論を呼んでいる。(大塚創造)

 朝日放送が7月8日から放送を始めたドラマは同名の漫画が原作で、親に虐待された中学2年の少女が声を掛けてきた男と一緒に暮らす物語。インターネット上などでは、埼玉県朝霞市で平成26年に中学1年の少女が誘拐されて2年後に保護された事件がモデルではないかと指摘された。

 5月には朝日放送とテレ朝がドラマの放送を発表したが、「模倣犯」や「二次被害」への懸念などから批判の声の一方、「表現の自由」の観点から批判に否定的な見解も示されていた。

 結局、テレ朝は6月18日に放送中止を決定し、理由について「精査した結果、総合的に判断して放送を見送ることにした」と説明する。これに対し朝日放送は「本ドラマは実際の事件と関係なく、誘拐を肯定するような描き方もしていない。視聴者には作品のテーマである『人と人とのつながりの大切さ』について、ドラマを通して訴えていきたい」と話す。

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