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「ホームボタンがないiPhone」初体験のあなたへ iOSのジェスチャー操作をおさらい ボタンなしは慣れるのか?(2/2 ページ)

» 2018年09月14日 07時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]
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新しいジェスチャー操作には慣れるのか?

 前項で紹介した通り、初めてiPhone X以降のモデルを使う人はジェスチャー操作に慣れる必要がある。iPhone Xが発売した当初は、ジェスチャー操作の使い勝手を憂う意見がネット上で多く見られたが、今は落ち着いているようにも思う。

 実際にiPhone Xを使ってきた人はどう感じているのか。ITmedia NEWS編集部の編集Sは購入当初、iPhone Xのジェスチャー操作に困惑したうちの1人だ。「最初はジェスチャー操作に慣れず、仮想ホームボタンを画面上に表示して使っていた」(編集S)という。

 iOSには、身体的な理由で通常のUI(ユーザーインタフェース)では操作が難しい人向けに、支援機能として「AssistiveTouch」という、ホームボタンを好きな位置に表示できる機能がある。ジェスチャー操作にどうしても慣れない人はこの手を使う方法もある。

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 とはいえ、ジェスチャー操作に対して大きく身構える必要はなさそうだ。編集Sは続けて「仮想ホームボタンをしばらく使っていたが、Pokemon Goのゲーム画面で邪魔になることが多く、結局ジェスチャー操作に戻した。1週間ぐらいでジェスチャー操作に違和感はなくなった。全く問題ない」と説明する。

 最初はジェスチャー操作に違和感を覚えるが、長くても1週間程度で慣れてしまうという。米Appleがホームボタンの廃止に踏み切ったのも、ユーザーはジェスチャー操作に慣れることができるという自信の表れともいえそうだ。

 「ホームボタンがあったほうが絶対に便利だから、今からあえて『iPhone 8/8 Plus』を購入する」という意見もあり、その考え方も理解できる。しかし、今後のiPhoneがジェスチャー操作をメインとする方向性なのは、少なくとも10年は変わらないだろう。これを機に新しいiPhoneに挑戦してみるのも悪くないかもしれない。

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